あいさつ

 当院の開設は昭和49年です。当時は心療内科・精神科のクリニックは岡山で2ヶ所、全国でも300ヶ所ほどでした。当時は「入院治療」が中心で、また社会の偏見から受診が困難な時代だったため『敷居を低く、入院を避ける地域医療』を目指してきました。

 往診・訪問、22時までの夜間診療と地域で孤立している患者さんやご家族が集まり交流できるように、保健師の人達と「家族会」「集まれる場所」などを共につくってきました。

 また病気を抱えての地域での生活のしづらさに社会資源を増やす取り組みをしてきました。今では、地域支援センター、ホームヘルパー、A・B型事業所、生活介護、グループホームなど、随分と社会資源やサービスが増えています。

 現在、心療内科・精神科のクリニックは岡山で約90ヶ所、全国で約4000ヶ所と増えましたが、当院では「その人らしさ」を大切にしています。

 「その人らしさ」とは「その人にしかない、その人の存在感」のようなものと思っています。

 それを大切にした治療・支援が当院のモットーです。

院長  和迩秀浩



理念と治療方針

  • 一人ひとりの自分らしさを大切に
  • 一人ひとりにあった医療・支援を大切に
  • 暮らしの中での医療・支援を大切に
  • 地域の他の機関との連携を大切に